久しぶりのご訪問
3年ほど前にリノベーションのお手伝いをさせていただいたお住まいへ
完成時以来、久しぶりにご訪問させていただきました。
その後、どのように暮らしていられるか楽しみであり、
何か不具合がなかったか、ちょっと心配でもありましたが…
玄関に入った瞬間、とても素敵に暮らしていられるのが実感でき、
不具合もなく、満足して暮らしていらっしゃるとお聞きして、ホッとひと安心でした。
お許しを得て写真を撮らせていただいたので、一部だけですがご紹介したいと思います。
まずは玄関。
玄関収納は造作で作って、その上の壁は大谷石で仕上げています。
飾ってある絵と小物がマッチしていて、それはそれは素敵な空間でした！
そして廊下です。
単なる通路スペースにしたくなかったので、壁に米杉の板を張って、ダウンライトで照らして
（といっても位置を寄せただけ…）ギャラリーっぽくデザインしています。
無垢の米杉の色艶が増して、いい味がでてきていました。
そして廊下を進んだ先がリビング！
ＴＶボードやＣＤ・レコード棚、ソファ横のサイドテーブルはご主人がセルフビルドで作ったそうです。
違和感なく…というか、空間に「親しみやすさ」が加わり魅力が増して、より居心地のいい空間になっていました。
奥様が集めているギャッバも、空間のアクセントになっていて、とっても素敵でした。
簀戸は新潟の職人さんの手作りで、簀戸を開けると寝室になります。
（ちょっとピンボケですね…。）
ブルーグレーの布クロス貼りの天井と、ライトアップされたルソーの絵がマッチしていて、
気持ちが静まるような、寝室らしい空間になっていました。
天井にはシーリングファンと絵を照らすダウンライト以外は照明器具など取り付けなかったのですが、
天井がすっきりしていて作戦成功だったように思います。
そしてベッドのヘッドボード（収納付）もご主人のDIYだそうです…。
リビングの右隣は書斎（仕事）スペースとその手前はダイニングだったのですが、
リビングの居心地がいいので食事もそちらでするようになり、テーブルは撤去したそうです。
（なので元ダイニングスペースはペンダント照明だけが残っている状態。）
お伺いする前に心配だったのが、バルコニーがある面に8枚の障子を設けた箇所です。
5枚、3枚の障子がそれぞれ一つに引き込めるようになっていて、
幅広い開口になっているので、枠や建具の反りなどで不具合はないかな？と思ったのですが、
問題はないようでしたので、ひと安心でした。
この他にもご紹介したいところがたくさんあるのですが、このへんで…。
打ち合わせを重ねて、いろいろあったりもして…ごいっしょに作り上げたお住まいで
今回素敵に暮らされている様子を拝見できて、
久しぶりに設計の仕事の「おもしろさ」や「やりがい」を実感することができました。
おまけ
今年も川口市安行の小林もみじ園で紅葉を楽しむことができました～。
