使ってみてやっぱり・・・
こんちは。プランナーの山岸です。
先日、とあるお客様からお電話が。去年『車椅でも快適に暮らせる住まい』にリノベーションをさせていただいたS様でした。
「車椅子用のキッチンを入れてもらったけど、包丁で切る時に天板の高さが高くて力が入らないって妻が言っているんだ。なんとかできないかな。」
取付けたキッチンはLIXIL【ウェルライフ】というキッチンです。
足元にキャビネットがないので、車いすに座ったまま洗い物や調理をする事が出来るという商品。発注する時も、座った状態でももの高さからプラス1cmという形でその人にあったキッチンの高さが設定できるようになっています。
それでも、使いづらい・・・はて?
一般的に調理をする時の天板の高さは、へその位置ぐらい。車椅子に座って天板に向かう奥様を見ると、胸ぐらいの位置になっていました。シンクの深さ分、天板の高さがずれてしまっているのです。これでは、使いずらいはずです。
そして、再プチリフォームを敢行。真ん中のキャビネットは使わなくてもOKとご主人に了承をもらい、ここを利用する事に。
そして、出来上がりはこちら↓
家具制作で配膳台のような棚を作成し、ストッパー付きのスライドレールを取付けて完成です。キッチンの天板より、約6㎝下げる事ができました。使い易くなったとお喜びの声もいただき一安心です。
その人に合わせた商品を選んだつもりでも、使ってみると不便な所がでてくるそんな事例でした。
こういう商品が最初から設定できるキッチンになってくれるよう、LIXILさんには伝えさせてもらいました。宜しくお願いします!!