お箸づくり
こんにちは、高橋です。
今年のゴールデンウィーク、私はほとんどステイホームで過ごして、
お箸づくりに初めて挑戦していました。
箸は単純なカタチですが、それ故に奥が深いのではないかと考え、
作る前にまず図書館で、箸に関する本を何冊か借りてきて読み漁ることに…。
箸は飛鳥時代に中国から渡ってきて、
平安時代には一般的に使われるようになってきた…
などの歴史的なことを勉強し、
日本人は子供が生まれるとお食い初めで初めて箸を使い、
亡くなると火葬してお骨を箸で拾う、
お正月にはお客様へ杉の赤柾の割り箸を用意する、
といった日本人と箸の特別な関係、
そしてデザイン的なことで、手のサイズにあった長さ、握る部分のカタチ・太さ、
食べるものによって箸先3寸(3cm)のカタチを考えるのが大切、
などをみっちり(楽しく!)勉強してから、いざ製作にかかりました~!
(特に参考になったこの本は古本で買い直しました。)
作業としては単純で、のこぎりで大雑把に荒切りしてから
鉋でカタチを確認しながらひたすら削っていきます。
削ってみてわかったのですが、ミリ単位、というかコンマ何ミリの違いで
持った感じが大きく変わるので、かなり慎重に作業しました。
ある程度カタチになったところで、いろいろな方に意見を聞いて、
また慎重に削り直して… を繰り返しながら、
なんとかそれらしいカタチに仕上げることができました!
「住宅の設計と家具の設計は同じである」
というようなことが住宅設計の世界では言われているのですが、
箸のようなものづくりもプロセスは家具や建築と変わらないな~と実感しました。
さて、次は何を作ろう…?
(と考えている時がいちばん楽しいんですよね…。)