遠山記念館
こんにちは。
プランナーの高橋です。
先日 (といっても2か月くらい前ですが、) 埼玉県川島町の遠山記念館に行ってきました。
以前荒川店のブログでもご紹介させていただいているのですが、
(こちらです→)https://ie-iwabuchi.sakura.ne.jp/wp/blog/blog-4180/
私も大好きな場所で(今回が4度目の訪問です!)
語りたいことがたくさ~んあるので、今回ご紹介させていただきます。
何がそんなに魅力なのか…、語ります!
【その1】使っている材料が素晴らしい!
玄関ポーチの天井を見上げると、いかにも銘木的な板が贅沢に張ってあったり…
こんなチャーミングな襖紙が随所に使ってあったり…
どう作ったの?と考えてしまう手の込んだ障子紙とか…
床の間廻り、造作材、取手などの金物などなど…、各部屋でわざわざ違う種類のものが使われていて、
とにかく現在では入手しにくいであろう、
一目見ただけでスゴイ、シブイ、ヤバイ、と感じられる材料を贅沢に使っていて、
見るたびに建築における「素材のチカラ」って大切なんだよな~と再認識させてくれます。
【その2】遊びゴコロが粋!
畳がありえない敷き方になっていたり…
木の枝をそのまま。のれんの棒を受けるブラケットとして使っていたり…
玄関にどぼっと大きな踏み石が置いてあったり…
思わずニヤリとしてしまう箇所が随所にあって、先へ進むたびにワクワクさせてくれます。
きっと楽しく、そしてモチベーション高く作っていたんでしょうね~。
(楽しく仕事すると、いい仕事ができるんですよね~。)
【その3】家づくりにかかわった職人さんたちの想いと技術がスゴイ。
床・壁・天井、とにかく徹底的に作り込まれているので、
どの空間も密度が高くて、作り手の想いがびんびん伝わってきます。
例えば廊下でも…
という感じで、ものすごく格好よくて…
ここまでしなくていいのに、こんな天井のところがあったり…
木の欄間の造作など、細かいところを見ても、彫刻家のような仕事が見て取れて、
「よくもま~」と惚れ惚れしてしまうところがたくさんあるのです…。
といった感じの遠山記念館。
私は埼玉県民なので、車を使って1時間弱で行けてしまいます。
見学に行ったのが日曜日の開館時間すぐで、ほぼ貸し切りの状態でした。
私が遠山記念館を知ったのが、先輩から
「だまされたと思って行った方がよい」と言われて行ったのですが、
ほんとこの言葉通りの場所だと思います。
なかなか遠くへは出かけられないご時世ですので、
マイクロツーリズムの訪問場所として、私的にはオススメのスポットです!
(ちょうど蓮の花が咲き始めの時季でした。)