床見切り材と巾木で変わる!リフォームの仕上がりを左右する細部のこだわり
こんにちは。リフォームプランナーの青嶋です。
リフォームを計画するとき、多くの方が壁紙や床材、キッチンなどの大きな要素に目が行きがちですよね。
しかし、実は部屋の印象を決定づけるのは、これら目立つ部分だけではないんです。
床や壁の境目を仕上げる「床見切り材」や「巾木」にちょっとこだわるだけで、お部屋の印象がグッと洗練されます。
床見切り材 — 素材の境目がインテリアのアクセントに
異なる床材が接する部分に設置する「床見切り材」。単なる継ぎ目ではなく、お部屋の印象を左右する重要なアイテムです。
例えば、「リビングのフローリング」と「キッチンのフロアタイル」が接する部分。この境目をどう処理するかで、空間の印象が変わってきます。
仕上げ方1:床見切り材を目立たせない
よく選ばれるのが、床の色に合わせた被せ型の見切り材です。
継ぎ目が目立たないので、すっきりと仕上げたい場合はこちらがおすすめです。
仕上げ方2:床見切り材をアクセントにする
あえて素材感の異なる床見切り材を選ぶと、インテリアのアクセントに変えることができます。
今回ご紹介するリフォーム事例では、ステンレスの「フロアジョイナー」という商品を採用しました。
使用箇所1:LDK(フローリング)とキッチン(フロアタイル)の境目
使用箇所2:玄関ホール(フローリング)とキッチン(フロアタイル)の境目
使用箇所3:玄関ホールと洗面室(クッションフロア)の境目
スリムでメタリックな見切り材が素敵!ぐっとスタイリッシュな印象になりますよね。
スマート巾木 — 壁と床の境目をすっきり
次にご紹介するのが、「巾木(はばき)」という壁と床の境目に取り付ける部材です。
「巾木ってそもそも必要なの?」と思われる方も多いかもしれませんが、壁と床のわずかな隙間を隠したり、掃除機があたったときなどに壁を保護する役割があります。
一般的には幅6cmくらいの巾木が多く使われるので、少し目立ってしまうことも。
スリムな巾木を選ぶことで、すっきりと仕上げることができます。
今回のリフォームでは、LIXILの「ラシッサ スマート巾木」を採用しました。
幅が狭くて極薄なので、巾木が目立ちすぎずに馴染んでくれます。
リフォームの仕上がりは「見えにくい部分」で決まる!?
「なんだかおしゃれだな」と感じるお部屋は、細部へのこだわりが行き届いているもの。
リフォームされる際は、壁紙や床材などの大きな要素だけでなく、こうした「見えにくい部分」にもぜひ目を向けてみてくださいね!
今回ご紹介したT様邸では、大胆にマンションの2住戸をつなげたリフォームを実施!
こちらの施工事例ページで詳しくご紹介していますので、間取りやインテリアなどぜひチェックしてみてください。