断熱とか気密とか~これからの住まいのこと
こんにちは、高橋です。
住宅業界では現在(新築でもリフォームでも)「断熱化・気密化」が重要なテーマになっています。
地球温暖化・気候変動という問題に対してカーボンニュートラルという目標を実現するために
暮らしの中で最も消費量の多い暖房エネルギーをとにかく減らそう!
そのために断熱材をバリバリ(目標高く)充填しよう!
という大作戦です。
もちろん、住まいの「断熱・気密化」はそんな大きな目標のためだけでなく、
冷暖房費を削減することができたり、
窓際空間がここちよい場所に生まれ変わったり、
家の中の温度差がなくなってヒートショックのリスクが減らせたり…
と様々なメリットもあります。
お客様にとって「断熱」は形に見えにくい部分ですので
一般的なリフォームとしてはまだまだ浸透していっていませんが、
よりここちよい暮らしが得られ、生活コストも削減できますので、
是非ご検討していただければと思います。
ただし…
断熱工事は単に断熱材を入れればいい…というわけではなく、
・隙間なく断熱すること(隙間から建物が傷んでいきます。)
・きちんと気密を取ること(断熱を考える時には不可欠で、木造では結構難しい技術が必要です。)
・断熱材を傷めてしまう湿気についてきちんと理解し処理すること
など、断熱リフォームは設計力と施工力が必要ですので、
きちんとした会社さんで工事を依頼して下さいね…。
と、ここまではお決まりのお話で…
最近特に感じていることですが、
私たちの身を守るためにも「断熱・気密化」が必要になってきている
のではないかと思います。
ぶっちゃけ温暖化・異常気象はしばらくは進行していくはずだし、
(∵小さな日本だけでなく、世界中みんなでがんばらないと問題は解決しない!)
加えて東京はヒートアイランド現象もあったりするので、
毎夏、最高気温は記録更新していってもおかしくないと思っています。
というか、朝の天気予報で、史上最高気温の予報が出ていましたね…(-_-;)
また、「今のペースでは石油があと40年すると枯渇する…」と言われていたりしますが、
すぐにではありませんが、そんなに遠い未来の話ではない訳で…
枯渇していなくても、年々価格が高騰していくことが考えられます。
今回のウクライナの件でも簡単に値上がりしてしまうことを目の当たりにしました。
こんな状況では、家本来の目的である、身を守るシェルターとして家を考え直す必要があるし、
またより少ないエネルギーで暮らしていけるようにしておくことがとても大切だな~
と再認識している今日この頃です…。
日々勉強!