屋久杉
こんにちは、高橋です。
ちょっと前になりますが、NHKで「屋久島 伝説の超巨大杉」という番組を見ました。
屋久島は人の手が及んでいない未開の地が大半で
そこには未知の巨大杉が存在していると噂されているとのこと。
番組ではその巨大杉を、空からレーザーを当ててスキャンするなど
最新技術で用いながら調査隊が森の中へ見つけに行くという内容でした。
そこで見つかったのが、「天空杉」と名付けられた巨大杉です。
幹廻りは12.43mで縄文杉の16.4mより少し細いですが、
高さが縄文杉の25.3mに対し、天空杉は45ⅿと圧倒的な高さ。
これだけでもすごいと思いますが、何よりびっくりしたのが
てっぺんの形が竜の頭にそっくりなところです。
偶然にしてはありえないほど「竜」の形をしていて、
TVからですが、縄文杉などに負けないくらいの強烈なオーラを発していました。(と感じた…。)
そして…
その番組を見ていて、ふと自宅に屋久杉の木っ端があることを思い出し、
スプーンを作ってみることにしました。
現在、屋久杉は伐採禁止ですが、過去に伐採され放置されてるもの、
台風などにより倒れたものが、数は少ないですが流通されています。
実際加工してみると…
針葉樹なので広葉樹に比べ柔らかく、サクサク削れて気持ちがよかったです。
削ってみて初めてわかったのが、石鹸のような、香水のような匂いを強烈に放っていること。
屋久杉には抗菌・防虫効果を持つ樹脂分が多く含まれていて、
たぶんこれが匂いの元なんじゃないかと思います。
あまりにも強烈な匂いで、これが長生きする生命力の源なんだなと感じました。
屋久島の巨木調査はたぶんこれからも続けられると思いますが、
どんな巨木が発見されるのか、個人的にはかなりワクワクしてしまいます。